習慣社長の成長戦略今週の心得

社長の成長戦略『今週の心得』第16話:成長企業の経営者が持つ共通の思考とは?

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同じことをしても成長企業の経営者・社長は投資、衰退企業の経営者・社長は投機となる

 

社員数約30名ほどで売上の90%が法人から。インターネット経由で毎月少なくても50件の新規受注多くて100件の受注があるという中小企業。一見何の問題もないどころか、好調にしか見えない企業。このような企業の経営者が抱えていた問題というのは「もっと効率の良い経営をしたい!」ということ、つまり「仕組み化」の構築です。

 

インターネット経由で月50〜100件の受注があれば充分過ぎる!と思われる経営者の方も多いと思いますが、こちらの社長はそうではありませんでした。業界のベスト100社にも選ばれるほどの企業ですが、弊社のセミナーにご参加頂き、「このようなやり方を駆使すれば、もっと受注が増えて売上が伸びる!」と思われたそうです。

 

実際にお話を伺ってみると、受注件数の割に「仕組み」ができていないという実態が明らかに。。。であれば、しっかりした「仕組み」を構築することができれば、もっと受注が増えて売上が伸びるということはすぐにわかりました。「売上を伸ばすために投資する」、「売上を伸ばす仕組みをつくるために投資する」という考え方です。

 

この社長の凄いところは「投資に対するリターンをしっかり把握している」ということです。このように申し上げると「いやいや、それはビジネスとして当然でしょう」と思われる経営者の方が大半だと思います。ところが、そのような概念を「知っているだけ」と「実際にできている」とは天と地の差があるわけです。

 

ここでひとつお訊ねしたいことがあります。「広告にいくら投資すれば、いくらぐらいのリターン(受注)につながるか把握してますか?」ということです。多くの企業は広告を「投資」として捉えることができず、実際には「投機」になっており「博打」と同じになってしまってます。

 

例えば、「インターネット広告に15万円の広告予算を投下すれば月50件の受注(およそ150万円の売上)になるから、300万円の売上を上げるには30万円の広告を打てば目標達成できる」という思考が「投資」です。

 

新聞や雑誌の広告では、このようにはいかないかもしれませんが、インターネット広告であれば、自社のホームページなどにアクセスした人を1人も逃さずカウントし、一度でも自社のホームページにアクセスした見込客に対して、リマーケティング(追跡型の広告で540日まで任意に設定可能)で追いかけることで購入を促すこともできます。

 

このようにネット集客・web集客で見込客を囲い込む手法に関しては多くのやり方が存在します。また中小企業が活路を見出すにはインターネットを活用しない手はないのです。にも関わらず、セミナーなどで経営者の方々に伺うと、必ずと言って良いほど「インターネット広告はやっていない」「YouTube動画は難しそう」などの回答が返ってきます。

 

極論に聞こえるかもしれませんが、中小企業はインターネットを活用しなければ生き残れません。このようなweb上のツールを活用し、集客の「仕組み」をつくること。「仕組み」は「経営者・社長にしかできない仕事」です。手遅れになる前に是非手を打って欲しいところです。