習慣社長の成長戦略今週の心得

社長の成長戦略『今週の心得』第1話:業績の良い社長と悪い社長の違いとは?

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仕組みがある経営

 

社長の仕事は多岐にわたりますが、誤解を恐れずに申し上げると。。。

 

忙しい社長の会社ほど業績が悪く、
余裕のある社長の会社ほど業績が良い!

 

・・・というのが私の経験則です。

 

業績の悪い会社だからといって、社長をはじめとする社員がさぼっているわけではありません。どちらかというと、業績の良い会社以上に一生懸命仕事に取り組んでいて残業も多いのです。

 

ではなぜ、このようなことになるのでしょうか?全ての理由にはなりませんが、ひとつの理由になり得るのが“仕組み”です。“仕組み”があるか否かということです。

 

実際の話ですが、ある経営者の方が「自分が現場を離れると仕事がまわらなくなるから、とてもじゃないが海外などにはいけない…」とおっしゃっていたことがあります。

 

かたや、かなりの頻度でゴルフに行かれるような経営者の方もいらっしゃいます。ゴルフに行くことが良いか悪いか、その頻度が多いか少ないか、などということを申し上げたいのではありません。

 

そのような経営者の方にお話を伺うと「私がいない方が会社が上手くまわるから…」「なるべく余計なことは言わないようにしているんです。」という類の言葉が返ってきます。この違いは何でしょう?

 

社長がいなくても会社がまわる“仕組み”があるか否かです。社長の仕事は現場を知らなければなりませんが、現場にいることではありません。ましてや現場から離れることができなかったら、社員に任せることができなかったら、社長が「社長の仕事(経営)」をすることができません。

 

このような会社は直近の数字を追うことが精一杯で、来年・再来年の「仕込み」をすることができません。直近の数字を上げるのは現場の社員でできますが、将来の「仕込み」は社長でなければできないのです。

 

いかに将来の「仕込み」に時間と労力を割くための「仕組み」をつくるかが、経営者に求められる最も大きな仕事のひとつです。貴社には社長が現場を離れることができる「仕組み」がありますでしょうか?

 

そのような「仕組み」がなければ、社長が社内で一番忙しく、いつまで経っても一定の業績を上まわることができない、現状を打破できない「負のスパイラル経営」になってしまっているのではないでしょうか?

 

社長がいなくてもまわる「仕組み」があるか、力のある社員が辞めてしまっても他の社員でまわせる再現性のある「仕組み」があるかどうか。今一度、社内の「仕組み」を考えて頂くきっかけとなれば幸いです。