習慣社長の成長戦略今週の心得

社長の成長戦略『今週の心得』第28話:人生にも経営にもカーナビが不可欠!

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戦略とは目的達成のシナリオづくりと最適資源配分。 成長企業は、戦略があり目的を達成する 衰退企業は、戦略がなく目的も達成できない。

「カーナビという概念を人生と経営に置き換えて考えたことはなかったです…」とは先週、第1回目のキックオフミーティングを開催した顧問先様でのこと。コンサルティングの内容にもよりますが、第1回目のキックオフミーティングでは2〜3時間ほどの時間をかけ、顧問先全社員の方々、もしくは関係する部署の方々にお集まり頂き、「良い会社にするため・良い業績を上げるために、先ずは自分自身が“成幸”すること。より幸せに成ること。」をテーマに社内研修を行います。

 

社内研修の場で「人生思い通りになると思う人、思い通りにならないと思う人。」で挙手してもらうのですが、私からはあえて「このどちらでもない」とお伝えしています。なぜなら、「人生、思い通りにしかならない!」からです。

 

車にはカーナビがあり、必ず目的地に到着することができます。これと同様に人生における「自分自身のカーナビ」、経営者であれば「会社のカーナビ(=経営戦略)」を設定することが不可欠です。カーナビの役割は目的地までの1)道のりを示す、2)高速道路などの料金を伝える、3)所要時間を伝える、ことです。

 

これら3つの要素は「プロジェクトのQCD」に言い換えることができます。Q(Quality:品質≒内容)、C(Cost:費用≒予算)、D(Date or Delivery:納期≒期日)という具合です。このQCDは「顧客満足度のQCD」とも言われ、ひとつでも欠けたらお客様の満足度は激減します。

 

例えば、ランチでスパゲティを食べるとします。とても美味しいスパゲティなのですが、オーダーしてから30分かかる→(Dが不足)。オーダーして5分でできるけど、パスタがのびている→(Qが不足)。オーダーしてから5分で来る美味しいパスタだけど、1人前がとても高い→(Cが不足)…という具合にランチを食べることであってもプロジェクトのQCDという概念はついてまわります。

 

仕事におけるプロジェクトでは規模や予算が大きくなればなるほど、多くの人たちが関わり、最大のパフォーマンス・顧客満足を得ようとQCDを必死に考えます。意識しているか否かを問わず、ビジネスマンであれば、これを日常的にやっているのです。

 

仮に数千億円規模のプロジェクトに関わっていたとします。そして、あなたがそのプロジェクトのリーダーだったとします。そこで質問です。「数千億円規模のプロジェクトと、あなたの人生プロジェクト、どちらが大切ですか?」・・・経営者も含め、おそらく数千人に同じ質問をしてきましたが、例外なく手が挙がるのは後者です。

 

そこでさらに質問です。「では、それだけ大事な自分の人生プロジェクトに明確なQCDを決めている人はいますか?カーナビを設定している人はいますか?」・・・ほとんど手が挙がりません。自分で人生のQCDを決めていない、軸がないのであれば、それは他人に左右される人生、「人生思い通りにならない」のは当然です。

 

逆に自分のカーナビをしっかり設定しさえすれば、途中で「Q」が足りない、「C」が足りない、「D」が間に合わないということがわかるので、軌道修正すれば良いだけです。軌道修正すれば、「納期が来て、できなかった!」などということはありません。

 

全ての人が自分プロジェクトの主役であり、「自分株式会社の社長」です。経営者に限って言えば、「会社の長」として「自分株式会社」の軸がなければ、会社の軸(=経営理念)がないも同然です。経営理念とは、「当社はこうあるべき!という考え方」なので、社長が決める以外にありません。

 

念のため経営理念を3つの定義で申し上げると、1)ミッション=会社の存在意義・スタート地点、2)ビジョン=将来の展望・ゴール、3)バリュー=価値や行動規範・最短ルート、となります。経営理念がなければ、そこで働く社員への求心力もなくなります。経営者の自分軸(人生プロジェクトのQCD)→経営理念(会社が進むべき方向)→経営戦略→組織力という具合につながっているのです。

 

また、経営における目的と目標の違いも重要な概念です。わかりやすく申し上げると、「目的はあるべき姿、ゴールであり定性的なもの」「目標は目的までの道標、中間地点であり定量的なもの」です。定性的とは数字で表せないもの。これに対して、定量的とは数値で表せるものです。

 

そして、「経営理念」の「ビジョン=将来のあるべき姿、ゴール」を「目的」とすれば、「目的」を達成するために10年後、5年後…の「目標」を定め、現状から◯年後の「目標(数値で測れる売上など)」、そのギャップを埋めるためのシナリオと最適資源配分が「経営戦略」になるといううことがご理解頂けると思います。

 

弊社は3月末決算なので、9月末で半期が終わります。半期が終わろうとしているこの時期、おかげ様で売上高が過去最高となりました。その分、書籍の出版が遅れてしまっているので、しっかり計画を立てて挽回しなければなりませんが… このような見直しは月末に毎月実施している作業ですが、下半期全体を見直すことで来年3月までに何をしなければならないか、改めて明確にイメージすることができました。

 

人生のカーナビ、経営者であれば会社のカーナビ(=経営戦略)を設定し、定期的に見直すことは必須。これをせずに目的・目標が達成できない、売上が上がらないというのは、無計画で富士山頂まで登りたいということと同じです。是非、定期的に人生計画を見直す、会社の経営計画・経営戦略を見直すことを強くおすすめします。