習慣社長の成長戦略今週の心得

社長の成長戦略『今週の心得』第25話:1万円で250人の見込客を獲得する方法

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成長企業はwebを徹底活用し売上をあげる。 衰退企業は、webを活用できず売上低迷する。

「これからが楽しみです!」と先週、某社長から笑顔でご報告頂きました。それもそのはず、あることをはじめてたった1週間、わずか1万円弱の予算で250人を超る見込客を獲得しました。実際に何をしたかというとGoogleアドワーズを使ってディスプレイネットワーク広告(バナー広告)をはじめたのです。

 

制作した広告は2パターン。同じ顧問先様の商品・サービスですが、訴求ポイントが異なる切り口となっています。例えば、スマートフォンを売りたい場合にバッテリーが長持ちするという時間を訴求するのか、防水性に優れているということを訴求するのか、というような違いです。このように異なる訴求ポイント2つで広告展開したところ、1週間経った結果が下記です。

 

Googleアドワーズ管理画面

 

弊社では少額の広告予算からはじめることをお薦めしているので、1日の予算を¥1,000に設定したところ、「予算による制限」がかかってしまってますが、8/29〜9/4までの7日間で広告が241,735回露出され、実際に254回クリックされており、¥10,513の広告費が使われたということがわかります。「1クリック¥41というコストで見込客を254人を、しかるべき契約率の高いwebサイトに連れてきた」ということになるわけです。ちなみに広告のリンク先としているページは、多い時で月間100件の成約を取り付ける優秀なwebサイトです。

 

上記で記述した通り、2つの異なる広告を展開しています。上記の図を拡大すると下記のようになりますが、この上段の広告をA広告、下段の広告をB広告とした時、どちらが優秀な広告かわかりますか?

ABテスト、スプリットランテスト

正解は上段のA広告ですが、下記2つの判断基準からそのように言うことができます。

1)クリック率
A広告の方がクリック率が高いということです。野球でいうところの打率ですが1割打者より3割打者の方が良いに決まっています。A広告は0.14%に対して、B広告は0.08%、打率でいうとおよそ2倍違います。

 

2)クリック単価
A広告の方がクリック単価が安いということです。A広告は1クリック¥35で1人の見込客を連れてきているのに対して、B広告は¥49かかっています。仮に1万人の見込客を連れてこようと思った場合、A広告は35万円ですがB広告は49万円、10万人の見込客を連れてこようと思ったら、A広告は350万円ですがB広告は490万円ということです。えらい違いです。

 

露出はA広告よりもB広告の方がありますが、露出されたからといって、広告がクリックされるわけではないのです。ここでは2つの判断基準を例としてあげましたが、実際はもう少し多くの情報を加味して判断していきます。

 

このようなことが、わずか1週間でわかれば、B広告をやめて、A広告に予算を集中させれば、1日¥1,000という同じ広告費で、見込客の数が倍になるということはご理解頂けると思います。1週間でA広告とB広告の予算はほぼ同じ額が消費されているので、B広告をやめれば、その分A広告の露出が増えて、見込客の数が増えるからです。

 

今回のケースではGoogleアドワーズを例にあげましたが、弊社がリスティング広告(web広告)の3大ツールとしてお伝えしているのは、この他にYahooプロモーション広告、facebook広告があります。「このようなツールは良くわからない!」という中小企業が圧倒的に多いのですが、取り組みはじめた企業から成果を出しているのも事実です。

 

取り組まないことが自体が損失につながると言っても過言ではないネット広告。次は貴社が取り組む番です。